【開発中】生成AI(LLM)の非直接的制御による対話型RPGシステム
LLMの直接的なテキスト出力を避け、プレイヤー行動や環境情報に基づいた数値変化駆動型の対話システムを持つ3日間ループ型RPGを開発中。
プロジェクトの課題 (The Problem)
現在ゲーム開発において生成AI(LLM)をNPCとの会話に組み込む試みが多くされていますが、AIに自由に喋らせてしまうと「世界観の破綻」「不適切な発言」「ストーリーの制御不能」といった課題に直面します。
この「制御の困難さ」を解決しつつ、何万通りもの会話パターンを持つリッチな対話体験を低コストで実現できるアーキテクチャの検証が不可欠でした。
解決策・アプローチ (The Solution)
AIの自由なテキスト出力を制限しつつ、数値とメタデータだけで会話を制御する「非直接的制御アーキテクチャ」を用いた3DファンタジーRPGを個人開発(現在進行中)しています。

1. 数値変化駆動型・対話システム
LLM自身に直接台詞を書かせるのではなく、プレイヤーの行動(入力パラメータ)や環境変数(時間、天候、属性等)を与えて「状況を表す特定の数値やステータス」のみをAIに計算・導出させます。そのステータスパラメータに基づいて、システム側が用意した数万通りのテキストの組み合わせを表示する安全な仕組みを構築しました。
2. 世界が変化し続ける3日間ループシステム
時間経過に連動して周りの状況やNPCのセリフ、態度がリアルタイムに変化していく設計です。限られた「3日間」という時間内での体験を繰り返すことで、AIによる変数の違いが色濃く現れるゲームサイクルを設計しています。
3. Cursorを活用した超速システム構築
企画段階からCursor(AIコードエディタ)をフル活用し、複雑な状態管理機能やシステムのモックアップ構築、QA・デバッグ戦略の自動生成を行うことで、個人開発としては異例のスピードでプロトタイプを構築しています。
成果・インパクト (The Impact)
※ 現在、アルファ版を開発中です。 無限のバリエーションというLLMのメリットを活かしつつ出力内容を完全に管理下に置くことで、世界観を崩さない没入感の高いテキスト駆動型体験を提供できる可能性を実証できました。結果的に、通常の手動分岐スクリプト作成の作業量が大幅に削減されています。