無人レンタサイクル貸出・決済システム構築
SESAMEオートロックとBluetoothを活用した、QRコード決済型の無人レンタサイクルシステムを構築(進行中)

プロジェクトの課題 (The Problem)
特定の駐輪スペースにおいて、スタッフを配置せずに自転車の貸出と返却を行える「無人レンタサイクルシステム」を構築することが求められました。 通常のシステムでは自転車自体に高価なGPS+通信モジュールを搭載しますが、コストを抑えつつ特定の返却ポート(Wi-Fiスポット)でのみ返却手続きを許可する仕組みが必要でした。 また、時間単位の課金を厳格に行うため、一時的にデポジット(預り金)を確保し、利用時間に応じた料金を差し引いて返金するセキュアな決済フローを構築する必要もありました。
解決策・アプローチ (The Solution)
ハードウェアとWebシステム、そしてスマートフォンアプリを連動させることで、GPS不要の局所的な無人貸出システムを低コストで構築しています。開発の大部分において**Cursorを使用した「バイブコーディング(AI駆動開発)」**を実践し、フルスタックな技術要件を圧倒的なスピードで実装しています。
システムアーキテクチャ
- スマートロック制御 (SESAME & Bluetooth) 自転車の鍵には「SESAME(セサミ)」のオートロックデバイスを採用しています。ユーザーの貸出中は、スマートフォンアプリからのBluetooth通信で直接鍵の開閉を行います。
- 返却ポートのジオフェンス管理 (Raspberry Pi & Wi-Fi) 駐輪場(ポート)には「SESAME Hub」および「Raspberry Pi(Raspbian)」を配置。ユーザーがそのWi-Fiスポット(Bluetooth圏内)に帰還した状態でのみ、システム上で「返却処理」が有効になる仕組みを構築しました。
- フロントエンド&ミニアプリ (Cloudflare & iOS) QRコードを読み込むだけで貸出がスタートするWebフロントエンドをCloudflare Pages/Workers上に構築し、Bluetooth通信等が必要な部分はiOS用のミニアプリとして提供。
- バックエンド&決済 (Supabase & Stripe) バックエンドDBにはSupabaseを使用し、リアルタイムでの状態管理やスプレッドシートへの連携を実現。決済にはStripeを導入し、貸出開始時に3,000円のデポジットをオーソリ(仮売上)として確保。返却時に例えば「最初の3時間xxx円、以降はx時間ごとにyy円追加」といった料金計算を行い、差額を自動返金するフローを実装しました。
成果・インパクト (The Impact)
※現在も継続してアップデートを行っている進行中のプロジェクトです。
- AI駆動開発による高速プロトタイピング: ハードウェア制御(Bluetooth連携)から、クラウドインフラ構築、Stripeによる高度なデポジット決済フロー開発まで、広範な技術領域を跨ぐシステムをCursorを活用したバイブコーディングで超短期間で構築・実証しました。
- 低コストなIoTモデルの提示: 高価なGPSモジュールを使用せずとも、限られたスポットでのBluetooth/Wi-Fi認証を組み合わせることで、堅牢な無人貸出モデルを実現可能であることを証明しました。
- 将来性: 現在整備中の決済システムやスプレッドシート連携機能が完成すれば、他の無人レンタルビジネスへも即座に横展開可能な汎用的なプラットフォームとなります。